小児科医の仕事について話す長谷川さん

小児科医の仕事について話す長谷川さん

 7月5日に京子さん(2期オーストラリア)を招いて第4回RJSセミナーを開催しました。長谷川さんは長野で小児科医をされています。当日は、セミナー部分に8人、終わる頃に一人、飲み会にもう一人合流しました。

 小児科医というのは、外科や内科など体のある部分や病気/ケガの種類にもとづくものではなく、該当する年齢の人すべてを対象とした仕事(総合医というそうです)で、求められていることは本当に幅広いものだと思いました。話を聞くだけでも、いろいろな知識を覚え、且つそれらを更新していくことはすごく大変なことだろうなあと思います。ぼくが学んだこととしては、

〇小児科医は通常は新生児から15歳の子供までが対象だが、もっと大きな人も診ることもある。精神科の領域も含まれる。
〇小児医療は成育医療。小児科の医師にとって、親の心理を学んだり伝えたり、育児相談をすることはたいへん重要。
〇一部のアレルギーに対する誤解があるように思われる(〇〇アレルギーなど)。
〇ワクチンを接種して重篤な状態になってしまう人もいるが、全般的にみると、ワクチンを接種せずに自然にかかってしまうケースよりも、リスクは小さい。
〇子どもを守り育てるためには、家庭の安定が大切。

また、子宮頸がんワクチンに関して、他のワクチンと作り方が違うこともあり、少々気になったので、人に打つ前にまずは自分の娘に接種したというのは、すごいなあと思いました。

ぼくが文脈や背景をきちんと理解せず、中途半端な理解で書いているかもしれないので、上記を読んで、みなさんが変な誤解を生まないと良いのですが。。。。
なお、「マンガ医学の歴史」はすごくおもしろいとのことなので、ご関心のある方はご一読ください。

わざわざ病院を休んで東京まで来て発表してくれた京子さん、参加して下さったみなさん、ありがとうございました!(渡辺)