コスタリカエクスペディションに参加した西田ひまわりさんの報告会を実施しました!
Raleigh Internationalのコスタリカ5週間のプログラム(ボランティア/エクスペディション)に参加した西田ひまわりさん(ロンドンUCL在学中)の帰国報告会を9月9日(土)早稲田大学戸山キャンパスで実施しましたので報告させていただきます。西田さんはプログラムが終了後の間もない中でスライドを作成して、コスタリカの大自然の中での活動とそこで学んだことなどを当時の写真と共に体験間もない臨場感をもって伝えくれました。
コスタリカでは主に二つの国立公園での保全活動と地元の学校訪問、そしてエクスペディションとして1週間のトレッキングを行ったとのことでしたが、以下の3つの質問の提示から報告が始まりました。
・コスタリカはどういう国でどのような人たちが住んでいるのか
・計画通りにいかなかった時どのように対応したのか
・意味のあるボランティアとはなにか
そして、その答えとして西田さんが感じたこと、気づきをプログラムの流れに沿ってエピソードを交えて伝えてくれました。
報告する西田さん
コスタリカについては、二種類のナマケモノや希少なサルの生息する25か所の国立公園があること、また蛇毒など毒の研究が世界一進んでいるということなどは、コスタリカの自然についてのイメージを膨らまさせてもらいました。
コスタリカの風景
ボランティア活動としては、「ラ・カングレハ」、「ラ・カララ」の二つの国立公園で・観察路への橋の設置、水路堀り ・案内板の清掃 ・トイレの美化(壁のペイント)・観察路の整備 など行ったとのことでしたが、その中でチームリーダーを務めたこともあったそうです。その時には分担された仕事をやらないメンバーに対峙する経験をして、その中でリーダーについて次のことを学んだそうです。
・怒らない ・ポジティブでいる ・落ち着いて話す ・理由を理解する ・焦らない ・褒める
これらのことは、西田さんが真摯に向き合ったからこそ得られた気づきだと感じました。
活動中のメンバー
また、トイレの美化の活動で壁にペイントを施す活動をしたそうですが、そこではチームメンバーが以前描かれたペイントに自分の兄弟が参加した際のサインを発見したり、偶然会った観光客のカップルと話をしたところ、何と同じプログラムのボランティアとして以前参加していたということがわかったそうです。それらの経験などから、ボランティア活動は一過性のモノでなく「つなげる」ことが大切だと西田さんは語ってくれました。
トイレの美化
それから1週間のトレッキングは西田さんにとっての大きなチャレンジだったとのことでしたが、装備の重さや歩くスピードの違いなどで起こったさまざまな困難をチームと向き合って協力して乗り切ったことで、一番インパクトが大きなイベントになったとのことでした。そして終わって気づいたこととして次のようにまとめてくれました。
・笑顔と明るい気分は伝染する
・喜びをくれる小さなことを探し、気づく
・自分の想像以上に自分は強い
・力を尽くせば尽くすだけやりがいを感じる
・オープンマインド=偏見のない広い心と考え方を持つ
トレッキングチーム
チームメンバーからはプログラムを通しての「The Outstanding Female Award」をもらったそうです。
最後にQ&Aを答える形で「とにかくやりがいがあるので勧めたい」と言ってくれたことと、苦手だった虫が平気になったということが西田さんの笑顔とともに印象に残りました。
改めて感じたことは、このプログラムが参加した人にとって西田さんのように人生において大切な経験ができる機会だということです。発表を聞いて、私自身が参加した経験を思い起こしつつ、その意義を再認識しました。
西田さんありがとうございました。(RSJ運営委員)
西田さんと集まったみなさん
欧州ビジネスの話だが、テーブルトークで話し合う習慣があるので、論理的な説明、皮肉を含めたユーモア、地域的、時事的な知識、相手の判断ポイントの背景を込めるなどで、取引がスムースに行くと思う