2月13日開催の、第二回セミナーの報告です。
和佳子さんは現在、アメリカ歳入庁(Internal Revenue Service)に勤めていてカリフォルニアに住んでいますが、日本との移転価格(Transfer Pricing)に関する協議のため来日しました。
移転価格に関する話がセミナーの中心でした。
○多国籍企業は企業内で部品を輸出するときに、その輸出価格を操作することで、法人税の低い国で、より大きな利益を上げるようにするインセンティブがある。例えば、トヨタは車の部品をアメリカに輸出し、アメリカで完成車として販売するときに、輸出する部品価格(これが移転価格)を低く設定すれば、アメリカでの利益が大きくなる。
○この企業の活動によって、各国の税収は影響を受けるので、各国の税務当局は移転価格が適切なレベルであるかどうかチェック・協議している。
セミナー後はみなで懇親会に行きました。
大変楽しく且つすごく興味深いセミナーでした。